「花びら」

「花びら(꽃잎)」
(1996年/チャン・ソンウ監督)


映画のテーマを予感させるオープニング。竹ぼうきで街路を清掃し、惨劇の痕跡を消し去ってゆく兵士たち。
http://www.youtube.com/watch?v=62M4VkR3Y10&mode=related&search=



商業映画としては初めて光州事件を扱った作品。かなり重くディープな内容のようだ。観てみたい。
http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/chansonu_hanabira.html

日中関係についてのメモ

調べものをしていて、「ニッポン敗れたり」というタイトルのコラムを見つけた(朝日07年1月15日「窓・論説委員室から」)。

06年11月の世界保険機関(WHO)事務局長選で、日本が中国に予想外の敗退を喫したという話。厚労省幹部は「最善の候補者で敗れた。負けた時は、太平洋戦争のミッドウェー海戦で敗れた日本軍のような心境だった」と語ったそうだ。フタを開けてみれば、日本支持を約束していた中東や欧州諸国の票までが中国に回っていたという。
最後に、この選挙戦を指揮した厚労副大臣武見敬三がこの「敗戦」でつかんだ教訓が紹介されているのだが、これがなかなか味わい深い。
【1】中国とは、重要案件でできるだけ争わず、事前に調整をつけるべきだ。
【2】それでも中国と争う時は、欧米諸国の支持を固めなければならない。
なんだか昭和史の話みたいだ。

もうひとつ考えさせられる一文を見つけたので、こちらも紹介しておく。

日中共同声明アメリカが中国を説得して実現した。当時アメリカは日本の核武装を本気で心配し、中国と協力して日本を押さえようとしたらしいことが分かってきた。日本人は、ベトナム戦争ベトナム側の「被害者」の目で見つつ、基地を提供し続けた。このときすべきだったのは、「侵略者」の立場から日中戦争と太平洋戦争を再考することではなかったか。」
加藤陽子/朝日07年10月1日「歴史は生きている 識者20人に聞く」)

日曜日(30日)にビルマ弾圧抗議のデモ

ご無沙汰しておりました。
パソコン修理したところで、長い繁忙期に入り、身動きがとれませんでした。
以下、こちらから転載です。

http://list.jca.apc.org/public/aml/2007-September/015458.html


9/28〜30 ビルマ大使館前抗議行動&デモ行進 
ビルマ市民フォーラムから、この抗議行動への参加呼びかけがありました。お
近くの方、賛同されるかたは、ぜひご参加ください。アムネスティも協力して
います。   

抗議行動
■日時:
9月28日(金) 午後3時〜午後5時 在日ビルマ大使館前
9月29日(土) 午後3時〜午後5時 在日ビルマ大使館前
■場所:在日ビルマ大使館
東京都品川区北品川4−8−26
JR「品川」駅 高輪口から徒歩15分、京急「北品川」駅から徒歩3分

デモ行進
■日時:9月30日(日)
■時間:午後2時
■集合場所:五反田南公園(JR五反田駅
■行程: 五反田南公園から在日ビルマ大使館まで(30〜40分程度)
■主催: 在日ビルマ民主化活動家のみなさん
■詳細問合:090-4221-1988(日本語可)もしくはPFB事務局(03-5312-4543)

都知事選総括メモを

こちらに掲載して頂きました。ある集まりでレジュメとして出したものです。
http://www.red-piper.com/

いずれもう少しきちんと書いて膨らまして、自分のところに載せるつもりですが、パソコンが壊れて買い換えなくてはならない事態で、手をつけることができません。いつになるかわからないので、とりあえずメモ書きのままで、載せてもらってしまいました。

サイコーダヨの仲間たち〜ライブのお知らせ

かっこよく踊れるのは/かっこよく遊べるのは/俺たちだけ/
「サイコーダヨ」の仲間だけ/サイコー/サイコー/サイコーダヨ!

カリブ海のある小さな島では、人々がこんな唄を歌い、踊っているという。「サイコーダヨ」は日本語だ。60年代、遠洋漁業の日本人船員たちがしばしばこの島を訪れ、酒場で遊んでいった。そのノリのよさ、気持ちのよさから、島で大人気だったらしい。「サイコーダヨ」はそんな最高な船乗りたちが残していった言葉。

さて今日は、このブログにはめずらしく、ライブのお勧めだ。ソウルの生ける伝説と言っても過言ではない、佐藤行衛率いる「コプチャンチョンゴル」の2年ぶり日本公演!

佐藤行衛さんは、95年3月、2泊3日のソウル旅行中に立ち寄ったレコード屋で、60〜80年代の韓国ロックに出会って衝撃を受け、以来、韓国語を猛勉強、日本人による韓国ロック専門バンド「コプチャンチョンゴル(もつ鍋の意味)」を結成したという人物。その後コプチャンチョンゴルは韓国でレコードデビュー。これは日本人バンドとしては初めての快挙であったが、海峡を超えたその道のりはそうたやすいものではなかった。だが佐藤さんは、この国のロックシーンと深く付き合うようになり、ついにはソウルに定住してしまう。

ちなみにこのときともにソウル定住を選んだコプチャンチョンゴルのメンバーに、長谷川陽平もいる。彼は80〜90年代に一部で話題だったハードコアパンクバンド「HELL NATION」のメンバーでもあった。今、彼はソウルでプロのギタリストとして活躍中だ。

佐藤さんは今、ソウルの高円寺ともいうべきホンデ近くに住み、インプロ(即興音楽)のイベント「プルガサリ」を主催。かき回し器やコップなどで音を作りエフェクターで増幅するなどして、奇妙な音を奏でたりしている。この「プルガサリ」は、ソウルにとどまらずに日本、アメリカ、ヨーロッパ、香港など、各国のミュージシャンたちを招き、韓国の若いミュージシャンとの交流の場となっている。

昨年は、「プルガサリ」のイベントでわずかな入場料をとっていることを韓国の入管に咎められ、強制送還の憂き目にあったが、多くのミュージシャンが抗議署名を集め、働きかけたことで、無事ソウルに戻ることができた。初めてソウルを訪れてから11年目。
http://www.altasia.org/05satousan_taikyo/kinkyuu_badnews.htm

ぼくは佐藤さんと何度かお会いしているが、国境をまたいで音楽で遊ぶノリのいい佐藤さんとその仲間たちは、まさに「サイコーダヨの仲間たち」だった。

さて、コプチャンチョンゴルのライブは22日(日)、26日(木)の2回、行われる。ダサかっこいい往年の韓国ロックを、さらに骨太にアレンジするコプチャンチョンゴル。今ではカバーだけでなく、なんと佐藤さんによる「オリジナル韓国ロック」(!)も演奏する。

コプチャンチョンゴルの「美人」
http://www.kampoo.com/jp/music/gcjg/miin.htm

22日は在日コリアンの歌手、李政美さんとジョイント。「京成線」という曲があって、聴いたことはないが、詞がすごくよかったので、楽しみ。

以下、ライブスケジュール。

☆ 李政美(い・ぢょんみ)&コプチャンチョンゴル ジョイント・ライヴ! ☆
4月22日(日) pm6:30 Start  赤坂 Graffiti Tel. 03-3586-1970
http://www.moz.co.jp/graffiti/access/
出演: コプチャンチョンゴル(佐藤行衛 g,vo 柴藤耕一郎 b 伊藤孝喜 ds)、李政美(vo), 矢野敏広(G.mand), seli(bass)
予約・問い合わせ:オフィスとんがらし TEL:03-5670-4585/FAX:03-3694-7390  
mailto: tongarashi@leejeongmi.com

コプチャンチョンゴル ファンの集い ライヴ! ☆
4月26日(木) pm7:30 Start 青山 Billy Barew’s Beer Bar Tel. 03-5778-2808
http://www.bbj.ne.jp/bbbb/aoyama/
出演: コプチャンチョンゴル(佐藤行衛 g&vo, 柴藤耕一郎 b, 伊藤孝喜 ds)

ぜひ、お見逃しなく!

ファシスト追放のためにあなたは何をするのか。

きっこの日記」で激烈な石原批判。
http://www3.diary.ne.jp/user/338790/
まったくもって異議なしである。


石原だけがファシストではない、ファシズムは私たちのうちにある、とか。
共産党候補以外(ってホント?)は多かれ少なかれ、石原と共通のところがある、だとか。
一挙に変えようとしてもダメで、個別の地道な運動が大事とか。
「よりまし」論は保守の論理への転落だとか。

全部その通りなんだろう。だがぼくは、あなたの住む東京からレイシストの知事を追い出せる最後のチャンスに、あなたは何をしていましたか、という質問に答えるなにかをもっていたい。中国人やフランス人や韓国人に対して。

こんなのは感傷的な理由かもしれない。
だがこの間、ぼくは、この8年間がこれ以上続いたら自分が生きてゆけない、という思いから行動する様々な層の人々を見た。彼らは生存権をかけた抵抗のチャンスとして、ここにかけている。そこからみると、先に書いたような正論は、抽象的で血が通っていないように見える。
「正論」と「現実」の間を架橋するためにこそ、政治の「知恵」があるんじゃないのか。

まだまだやれることはたくさんあります。人手も不足しています。
同志のみなさん、気軽に連絡してくださ〜い。
kaxima101@pink.livedoor.com

都知事選関連は分離

都知事選関連は、今後
http://voiceforchange.blog96.fc2.com/
で展開します。ブログとしての性格が異なるので。
ご興味がありましたら。

勝手連的な集まりや集会に出て思うのは、様々な人々が、様々な理由で、石原都政に苦しめられてきたのだな、ということ。それぞれの当事者が声を上げ、それがつながってゆく、という展開になればいいな、と思う。