2011-01-01から1年間の記事一覧

「南京!南京!」の映画評を書きました。

いま出ている雑誌「インパクション」182号(11月10日発行)に「『善良な日本兵』が幻想からめざめるとき」というタイトルで、映画「南京!南京!」の批評を書いています。「南京!南京!」予告編 http://www.youtube.com/watch?v=9td_3P3w1S4「南京!南京!…

日本を愛して他国を憎めと教ゆる馬鹿者は誰だ?

我等は世の貧民窟の小供達が如何に立派な家に伴れて行かれても、直に「帰る帰る」と云つて、豚小屋のやうな所に帰って始めて安んずるが如く、生れ故郷に帰つて始めて安んずる底の愛郷心を有つてゐる。斯の心は純なる幼児の心で、一点の不純分子を交へぬ天真…

宮崎滔天の「世界革命」

拙稿「宮崎滔天の『世界革命』」の後編が掲載された「アナキズム」14号が今月11日に発売された。前編が掲載された同誌13号は昨年5月に発売されている。 http://anarchism.sanpal.co.jp/item/921/ http://anarchism.sanpal.co.jp/item/653/宮崎滔天は、有名な…

「ウォーカー」を観る

「ウォーカー」(1987年、アレックス・コックス監督)舞台は19世紀なかば。アメリカ軍大佐のウォーカーは、聾唖の恋人と手話で語り、奴隷制にも反対する進歩的な民主主義者である。彼は、メキシコ駐在米軍の部下たちとともに、腐敗したメキシコの政権を倒すた…

「生きている兵隊」を読む

先日、中国映画「南京!南京!」を見てきた。 http://jijitu.com/filmfestival2011/日本兵を主人公の一人に設定して南京事件を描いた物語だ。 有志の手で1日だけの上映が行われたもので、スペイン国際映画祭で最優秀作品賞を受賞するなど、国際的に高い評価…

【原発一般】原発体制の解明が必要だ

福島原発事故の被害の広がりと大きさは、かつてないような原発への批判的世論を醸成し、世論の勢いに乗ってメディアの一部もついにご禁制の原発批判に踏み込むようになった。そしてそのことが支配階級内部に動揺を起こした結果として、決定的なリーク情報が…

【福島原発と現地5】20ミリ問題のその後

しばらく北海道に行っていました。 泊原発ゲート横の海岸に行ったら、原発のガードマンが電話して、5分で警察官が飛んできました。しかも防弾チョッキ。「釣りですか」だって。 ◆20ミリシーベルト問題 文部科学省の20ミリ基準事実上断念を受けての声明(フ…

【福島原発と現地4】23日の文科省行動など

◆23日の文科省行動(20ミリシーベルト問題)の報告 文科省行動に650人、うち福島から70人(フクロウの会) http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/ 動画(アワプラネットTV。山本太郎のインタビューあり) http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1063 動画…

【福島原発と現地3】20ミリ問題、東京で集会など

◆福島に行ってきました 先日、漫画家の山本夜羽音の主催する、被災地に漫画・書籍を届ける「おたぱっくQB」の現地便に参加して、南相馬市、磐梯などの避難所を回って、その後、15日のいわき市でのデモに参加しました。見てきたことなど、少しずつ書いていけ…

【福島原発と現地2】「20ミリ」で第2回署名の呼びかけ

福島原発事故で、現地の状況についての情報を断続的に紹介しています。◆「20ミリシーベルト基準即時撤回」で第2回署名の呼びかけ 原子力資料情報室、美浜の会、福島老朽原発を考える会、FoE Japanなどが呼びかけている、福島での学校使用「20ミリシーベルト…

福島市で子どもを被曝から守るネットワークが発足

福島原発事故によって、周辺住民は放射性物質が拡散する下での暮らしを強いられています。そして、被害はまだ進行中です。 今後このブログで、放射性物質の拡散状況、その評価、関連する政治家や東電の動き、住民の動きなどについて、目についたネット上の情…