【福島原発と現地4】23日の文科省行動など

◆23日の文科省行動(20ミリシーベルト問題)の報告
文科省行動に650人、うち福島から70人(フクロウの会)
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/


動画(アワプラネットTV。山本太郎のインタビューあり)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1063
動画(ユニオンチューブ)
http://www.youtube.com/uniontube55?gl=JP&hl=ja
動画(日本テレビ
http://www.news24.jp/articles/2011/05/23/07183210.html#

この日はぼくも参加しました。
文部科学省の野外の踊り場のようなところで、フクロウの会の方、福島ネットの中手さん、社民党福島みずほ党首、民主党川内博史議員などが科学技術・学術政策局次長と交渉。福島の人々を中心に百人ほどがこれを囲み、怒りの声があがったり、「(20ミリ)撤回!撤回!」のコールが沸き起こるなか、数時間の交渉が進められました。主要なテレビ局とKBSのカメラが来ていました。外では、文科省の施設を包囲する人間の鎖が行われていました。平日の昼間に650人が集まるとは驚きです。交渉内容については、フクロウの会HPプレスリリースをご覧ください。
交渉終了後の院内集会では、福島から来たお母さん、お父さん、おじいさん、おばあさんらが次々に状況を訴えました。郡山に住んでいるので、孫を家に呼べないというおじいさん、毎年庭の小さな畑でいろいろとれるころなのに、ほうっておくしかない、というおばあさん。毎時3.1ミリシーベルトのなか、高校生の息子が校庭で体育をさせられているというお母さんなどがいました。


◆20ミリシーベルト関連
日本医師会の20ミリシーベルト批判声明(PDF 5.12)
http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20110512_31.pdf

「学校20ミリシーベルト基準に医師議連が見直し提言」(テレビ朝日5.24)
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210524011.html

放射線業務従事者の被ばく線量(平成21年度)【文部科学省HP 原子力放射線安全確保】
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/anzenkakuho/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2011/02/24/1261261_08.pdf
放射線業務従事者でも、年間20ミリシーベルトも浴びている人はほとんどいないことがわかる。

「子どもには年1ミリシーベルト適用を」山内神戸大教授(神戸新聞5.24)
http://www.kobe-np.co.jp/news/kurashi/0004098692.shtml
神戸大学の山内教授は、「子どもには1ミリシーベルトを」と4回にわたって国に申し入れているとのこと。

時論公論放射性物質の除染を急げ」(NHK解説委員ブログ5.23)
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/83047.html
チェルノブイリの汚染と福島を比較したり、京大の今中助教も登場するなどの内容で驚きです。これは、時事公論で放送したものなのでしょうか。


飯舘村関連
「愛する飯舘村を還せプロジェクト 負けねど飯舘(仮)」発足
http://space.geocities.jp/iitate0311/index.html
ツイッターなどで情報を発信してきた飯舘村の若い人々が結成。長期的な健康管理のための健康手帳などの発行や定期健診、法律相談、除染への協力などを目指しています。カンパも受け付けています。
25日には加藤登紀子さんも呼んで村民集会を開きました。
"復興へ誓い"飯舘村で集い(NHK you tube
http://www.youtube.com/watch?v=7kUUrnHc0pA

17日には、今後の健康管理に必要な内部被ばくの調査を求める要望書を政府・福島県・福島医科大学に提出しましたが、すべて無視されたそうです。
http://fgenpatsu.blog55.fc2.com/blog-entry-226.html

福島医科大は、例の山下教授などと一緒に、以下のような調査は行うようです。

「福島医大、被曝医療で長崎大・広島大と協定」(産経4.4)
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110404/scn11040409120001-n1.htm
「極めて低い放射線を長期間浴びるという例はかつてなかったため、健康リスクがないと証明することが極めて難しいのが現状」(山下俊一)。あれ、講演では100ミリシーベルトまでは安全と断言してるんじゃなかったっけ?

飯舘村、御用学者に振り回されたあげくに」(田中龍作ジャーナル 5.26)
http://tanakaryusaku.jp/2011/05/0002384
山下教授が飯舘村で話したことなど。


◆そのほか
「真新しい「かっぱ」で放射線リスク軽減 梅雨入りに準備」(福島民友5.27)
http://www.minyu-net.com/news/topic/0527/topic6.html
こういう記事や写真を見ると、起きている事態の深刻さにいまさらながら気づく。

「アユ、ヤマメ、ヒジキから基準超過セシウム検出」(福島民友5.27)
http://www.minyu-net.com/news/news/0527/news10.html