【福島原発と現地2】「20ミリ」で第2回署名の呼びかけ

福島原発事故で、現地の状況についての情報を断続的に紹介しています。

◆「20ミリシーベルト基準即時撤回」で第2回署名の呼びかけ
原子力資料情報室、美浜の会、福島老朽原発を考える会、FoE Japanなどが呼びかけている、福島での学校使用「20ミリシーベルト」基準撤回を求める署名。第1回署名で署名した人も、あらためてできるそうです。「撤回されるまで当面継続」とのこと。

FoE Japan
http://blog.canpan.info/foejapan/archive/19
FoE Japanは、グリーンピースと並ぶ国際環境NGOの老舗「地球の友(Friends of the Earth)」の日本におけるメンバー団体です。


◆福島現地の行動

「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」がブログ開設
http://kofdomofukushima.at.webry.info/
同ネットワークでは今後、除染、測定、避難、子どもの保養などについて行動していくとのこと。
すでにブログには、「シルバー世代」による学校や地域の除染ボランティア、放射能のせいで屋外で遊べない子どものための静岡でのキャンプなどの取り組みが報告されています。カンパを含め、県外の人にも協力できることがありそうです。

福島原発事故情報共同デスク」で、小倉利丸さんが同ネットワークが結成された5月1日の福島市での集会の報告記事を書いています。
http://2011shinsai.info/node/133
「福島の都市部でやっとまとまった数の人たちが具体的な運動の形をとりはじめたことは大きな一歩ことだと思います。その意義は強調してもしきれないことだと思います。こうした運動が孤立しないように、県外の運動が福島現地の運動とつながっていくことが大変重要なところに来ていると感じました。」(同記事から)

福島大学原発災害フォーラム(FGF)
http://fukugenken.e-contents.biz/
福島大学の教員たちが結成したネットワーク。HPは、放射能の影響や福島事故の評価について、「楽観」「標準」「慎重」という分け方で科学者たちの立場を整理し紹介するなど、とても誠実で、勉強になります。「提言」だけでも読んでみてください。7日には、学内の意向を聞かずに12日の授業開始を決定した学長に、教員有志が公開質問状を提出。学生も同日、自治会、寮自治会、サークル連合などが、余震や放射能対策についての説明を求める要望書を学長に提出しています。ともに上記HP参照。

5月15日、いわき市で反原発デモ(いわきアクション!ママの会など)
http://nonukesmorehearts.org/?page_id=462


◆航空機計測でチェルノブイリ級の土壌汚染が判明
5月6日、文部科学省が日米合同で行った航空機計測による土壌汚染計測結果を発表。福島原発から北西に35キロまでの一部地域で、チェルノブイリ強制移住レベルを超える汚染。

朝日5月6日
http://www.asahi.com/national/update/0506/TKY201105060286.html
赤旗5月7日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-05-07/2011050701_06_1.html
(元データはこちら)
文部科学省HP「文部科学省及び米国エネルギー省航空機による航空機モニタリング」
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1305818.htm


二本松市などでも校庭の表土除去を開始へ
福島民友5月10日
http://www.minyu-net.com/news/news/0510/news11.html
二本松市本宮市大玉村の3自治体で校庭の表土除去へ。「国の基準(20ミリ)では子どもを守れない」と会見で断言。日本科学者会議の野口邦和氏の指導をあおいだというのも注目。

飯舘村の避難は7月に完了予定
福島民友5月10日
http://www.minyu-net.com/news/news/0510/news1.html
飯舘村が避難計画を県に提出。妊婦、子どもがいる世帯、放射線数値が高い世帯の順で、7月に完了。

◆そのほか
20ミリシーベルトの「音」
http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2011-04-29-1#more

「東電への抗議の死だった」(毎日4月27日)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110427ddm041040128000c.html