韓国の映画ポスター『王の男』

韓国といえば、やっぱり映画。
言葉が分からなくても面白い活劇みたいのがあったら、映画館に行ってみようと考えていたのだが、いいのがなかったので、ポスターだけウォッチングしてきた。

街中でポスターを眺めるのは楽しい。
印象に残ったのがふたつあった。
ひとつは『王の男』という奇妙なタイトルの映画。ちょっとクラシックなデザインのポスターで、朝鮮王朝時代の衣装を着た悲しげな女性の顔のアップ。鏡越しにこちらに視線を向ける彼女の頬には、涙が化粧を押し流してつくった黒い筋が見える。
美しい女性だなあ―と思っていたのだが、帰ってからネットで調べたらなんと、男であった。

朝鮮王朝時代、王のお抱えとなった二人の道化師の話で、そのうちひとりが美しい容姿で王の寵愛を受けるようになり…というものらしい。これで謎めいたタイトルの意味がわかる。『王の男』とはポスターの「彼」のことなのであった。この映画、韓国で今、空前のヒットとなっているらしい。話題性からいっても、間違いなく日本でも公開されるだろうから、これ以上の紹介は無用だろう。

『王の男(왕의남자)』公式HP
http://mov.kingsman.co.kr/Main/mainPage.htm
(Multimediaをクリックすると予告編を見ることが出来る)

もうひとつ、ポスターを見て気になった映画が、『青燕』だ。続きはまた後日。